自然素材にこだわった住空間で健康的に暮らす
今回紹介する分譲モデルハウスは建坪約26坪。数字だけ見ると「十分なスペースがあるの?」と不安に思う人もいるかもしれない。しかしそこは「小さな家で豊かに暮らす」をコンセプトに掲げた家づくりを続けている尾堂産業のこと。一歩入れば、そんな数字を忘れさせてくれる機能的な空間が広がっている。ベースとなっているのは、同社が標準仕様としている「木楽な家」。床には音響熟成木材を使った浮きづくりの杉板をはじめ、室内の化学有害物質を吸着・分解する幻の漆喰、保湿や断熱消臭効果のある竹炭入り畳といった自然素材を用いているのが大きな特徴。それらの素材が持つ力で空気を浄化し続け、健康に暮らせる環境を整えてくれる。自然素材を用いているため、年月を経るごとに味わいが深まるのも魅力の一つ。この「木楽な家」に、家事や生活動線を考え抜いたレイアウト・収納を備えたのがこのモデルハウスなのだ。
家事負担を楽にする「家事楽ハウス」
同社では「家事楽ハウス」と定義し、すでに多くの共感を得ているスタイル。最大のポイントは、限られた空間をフル活用する寝台列車の客室のような機能性にある。「家事楽」の名称からも想像できるように、コンパクトに詰め込まれた家事に関する工夫は、思わず膝を叩くたくなるものばかり。特筆したいのは「片付け」。共働きであったり、子どもたちがわんぱくだったり。時間をやりくりして片付けても、あっという間に散らかって・・・という経験はないだろうか。ここでは生活動線に沿った収納計画で、散らかりにくい空間を実現。例えば、ポストと直結する玄関収納にシュレッダーを備え、不要な郵便物などはその場で処理。すると室内にチラシやDMを持ち込まずに済む。洗面・脱衣所に隣接した納戸はスポーツロッカーのように区分けされ、家族でそれぞれに振り分けて使える。洗った洗濯物を置いておき、各人で整理させれば選択時の手間も軽くなるはず。
機能だけでなく暮らしの楽しみにも配慮
ムダなスペースを徹底的に省いた同モデルハウス。そのため廊下や玄関ホールがなく、その分を居室や収納に回している。実は天井高も標準より低く抑えているのだが、間口を天井まで上げ、リビングに吹き抜けを採用したことで逆に開放感がアップ。ハイサイドライトからの採光も望め、木の質感や香りとも相まって森林浴をしている気分に。どんな街中に建てたとしても、我が家に帰れば自然に包まれる暮らしが叶うのだ。子育て世代にうれしいのが、キッチンに用意されたワークデスク。ママの作業机にしてもいいし、子供の勉強に使うのもいい。足元には教科書などをしまえるキャスター付収納を設けるなど憎い心配りも。2階は子供のフロア。個室とは別に、小屋裏収納へ続く階段には書斎を用意。折返し階段にすることで小さなスペースが生まれ、そこに腰掛けて本を読むことができる。こうした遊び心も魅力のプラン。ぜひ家族で体感してみては?