住み心地のいい家をつくるために7

住み心地のいい家をつくるためにはどうしたらいいのだろうか。そんな悩みを抱えている方は多いと思います。
そんなあなたのために、私が今まで学び、実践してきたノウハウを少しづつお話ししたいと思います。

夏涼しい家をつくるには

 

 2.風の通り道をつくる


 前回は「涼しい家をどう実現するか」でしたが、今回は「風の通り道をつくる」についてのお話です。


 風通しを良くするためには、風の通り道を計画的につくらないといけません。近頃は防犯を気にするためか、小さな窓が数か所あるだけの家を見かけます。しかし、それだと風はうまく通り抜けてくれないでしょう。かといっていくら大きな窓があっても、抜けていくところを考えなければ、風は通ってはくれません。

 風の通り道を確保するには、最低でも風の入り口と出口のふたつの窓が必要です。

 さらに、その窓を対角線上や上下につけることがポイントです。朝晩の少し涼しくなる季節はこれは有効に働くでしょう。

 

 しかし昨今、猛暑の夏が続き、日中に窓を開けても計画したように、涼しい風が入ってきません。その場合は空調設備に頼ることになります。

 G2レベル以上の断熱された家ならばエアコン1台で全館空調することも可能です。

 その際、重要になるのは、家の中の「風の通り道をつくる」ことです。
部屋の扉を閉めていても、暖房や冷房の風が入ってくるという仕組みをつくることです。


木楽な家では、風の通り道をつくるために、建具の上の部分(ランマ)に空間をつくり、戸を閉めても風が入り込むようにしています。
前回お話しした、「陽のまど」も朝晩の涼しい温度を感知して、涼風を家の中に入れてきます。


 基礎断熱された床下空間に落とし込まれた温度をもった新鮮空気は、床板の開口より押し出され、
建具の上のランマを通って、24時間換気の給気レジスターより逆に排気されます。


 最後に重要なことは、室内の空気をそのまま放置しておくと、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に、と自然に分離してしまいます。
そこで、強制的に家の中に気流をつくり、上下の空気をかき混ぜてあげる必要があります。

木楽な家では、「エコシルフィー」というサーキュレーターを使って撹拌し、上下の温度差をなくしています。


 このように、単純に風通しをよくするために、窓の配置を設計しただけでは、本当の涼しい家はできません。
いろいろな設備の力を借りながら、家の中の風通しも考えることがとても重要です。

 それでは、次回は「植栽を利用する」です。お楽しみに。

 

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