2026/01/17
住み心地のいい家をつくるためにはどうしたらいいのだろうか。そんな悩みを抱えている方は多いと思います。
そんなあなたのために、私が今まで学び、実践してきたノウハウを少しづつお話ししたいと思います。
素材・建材選びのポイント
1.体への負担が少ない素材なら快適に過ごせる部屋になります。
前回は「植栽を利用する」でしたが、今回は「体への負担が少ない素材なら快適に過ごせる部屋になります」についてのお話です。
今、世の中には「ビニールに包まれている家」がたくさんあります。床やドアには木目のプリントがしてある
塩化ビニールのシートが貼られていて、壁紙も全面ビニールクロス。
子供のころに捕まえたバッタをビニール袋に入れたことを思い出してしまいます。
ぎゅっと口を閉じてしまうとだんだんバッタが弱っていってしまうように、ビニールに包まてれている家が心地いいはずはありません。
自然素材のよさは、生きて呼吸しているところです。湿気を吸ったり吐いたりしているのです。
また自然のものならではのやさしい肌触りや風合いも魅力です。具体的には床ならば無垢の木、壁ならば木のほかに、
石灰岩を原料とする漆喰、藻類の一種の珪藻が石化した珪藻土、和紙などが、日本の家づくりに使われる自然素材です。
木楽な家では、すべてに自然素材を使っています。床は無塗装の杉のうずくり板、壁は貝殻を原料とする漆喰、天井は杉板、
建具は杉板や和紙張り、そしてタタミなどです。



自然素材を使うときに知っておいてほしいことがあります。
まず、自然素材と謳っていても、表面の仕上げや凝固剤によっては特長をじゅうぶん発揮しきれない場合があります。
無垢の木の仕上げに、オイルを塗る方がいます。そのときに掃除がしやすいからといって、
皮膜タイプのツルツルの化学塗料を塗ってしまうと、木の呼吸は止まってしまいます。
また、漆喰や珪藻土の塗り壁に合成樹脂の凝固剤を混ぜるのも同様です。自然素材ならではの吸湿性や保湿性といった特長を殺してしまいます。
仕上げのオイルや凝固剤についても自然のものを使うよう、事前にきちんと確認しておきましょう。
次に、「自然素材は変化しやすい」という点をあらかじめ理解しておくことです。
無垢の木の場合、夏のあいだは湿気を吸って膨張します。反対に冬は乾燥して収縮します。
それによって建具の閉まり具合なども変化します、引き戸が開けづらくなったり、床板の隙間が大きくなるなどの現象があります。
人間の都合でデメリットと考えるよりも、木が生きている証とおおらかに受け止めてはどうでしょうか。
自然素材の心地よさと、手入れのラクさや均一性は残念ながら相反します。利便性を優先してきたために、
これだけ体によくない建材が増えてしまった面もあります。
自然素材を使うなら、多少の傷つきやすさなどを許容して、経年変化を楽しんでくださいね。
それでは、次回は「屋根材はどんな素材がいいの」です。お楽しみに。
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