住み心地のいい家をつくるために4

住み心地のいい家をつくるためにはどうしたらいいのだろうか。そんな悩みを抱えている方は多いと思います。
そんなあなたのために、私が今まで学び、実践してきたノウハウを少しづつお話ししたいと思います。

冬暖かい家をつくるには

 

 4.「外張り断熱」と「充填断熱」、どちらがおすすめ?


 前回は床の材質の大切さをお話ししましたが、床材の次に考えたいのは、断熱方法です。

 断熱とは、住宅の内と外との熱の移動を防ぐこと。現実的には熱を完全に遮断することはできません。
断熱材を壁や床、屋根や天井に施工することによって、外の暑さや寒さの影響をできるだけ少なく抑え、冷房や暖房の効果を高めます。

 断熱材に少しでも興味のある方は、「内断熱」「外断熱」という言葉を聞いたことがあると思います。

 建物の内側に断熱材を入れるのが内断熱、外側に入れるのが外断熱です。住宅業界では内断熱がいいのか、外断熱がいいのかで様々な意見があります。

 

内断熱


 柱や間柱のあいだにの壁の内側に断熱材を入れるので「充填断熱」とも呼んでいます。

 断熱材を内壁に密着させていれることによって、室内の暖冷房された熱が仕上げ材に蓄熱されるので、省エネ効果は抜群です。
ただし、室外と室内の温度差が大きいと、壁の中で結露が起きやすくなります。そこで結露を防ぐために、外壁側に通気層を設けるなどの対策が必要です。

 

外断熱


 柱などの家の骨組みの外側に断熱材を張るので「外張り断熱」とも呼んでいます。

 結露が起こりにくく、気密性が高い、壁の中の空間を配線や配管などに活用できるといった利点があります。
ただし、断熱材の上から外壁材を長い釘やビスで止めるため、将来的に外壁が重みに耐えきれず下がってくる恐れがあります。
また、一般的に内断熱より施工コストが高いのが難点です。


最近では、外断熱が流行っています。ただ、外断熱は本来、コンクリート造に向いている工法といえるでしょう。


 コンクリートは蓄熱しやすい(熱を蓄えることができる)性質があります。暖房をつけると、熱はコンクリートの内側から外側へと徐々に伝わっていきます。何もなければそのまま熱は外に放出されてしまいますが、断熱材で外から毛布のようにくるまれていると、熱が逃げません。一度暖まると、暖房を切っても、今度はコンクリートに蓄えられた熱がゆっくり放出されるので、暖かさが続きます。

どちらがおすすめ?





 木造の建物は、外断熱ではコンクリートのように熱を蓄えることができません。そこで、木楽な家では、内断熱「充填断熱」を採用して、暖房の熱を仕上げ材や梁や柱に蓄熱させて暖かい住まいをつくっているのです。もちろん、蓄熱を利用するので電気代もかかりにくくなります。


また、天井ではなく屋根で断熱し、夏に熱せられた瓦の熱が室内に入ることを防いでいます。そして、床ではなく基礎断熱をしています。

自然エネルギー(おひさまの熱)を床下に取り込む工夫をしています。

 


それでは、次回は「自然エネルギーを利用する」です。お楽しみに。

 

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