金峰町の家 上棟の様子です。

金峰町の家の上棟作業の様子です。

木楽な家の棟上げには、晴天が3日続く必要があります。乾燥した木材や屋根の調湿ボード・屋根の断熱材を濡らさないようにするためです。

季節にもよりますが、これがなかなか難しいのです。長期予報とにらめっこしながら、クレーン車の手配や応援大工さんへの連絡をやっていくわけです。

それが決まれば、あとはお手のものの上棟作業に入ります。では、その様子をどうぞご覧ください。

 

金峰町の家は2階建てなので、ヒノキの土台の上に4寸角(12㎝角)の杉の1階柱を立てていきます。

その上に巾4寸の梁を乗せていきます。さらに2階の柱・2階の梁・屋根の下地となる小屋組みを乗せて

いきます。ここまでが1日です。朝なにもなかった所に、夕方には建物が出現するのですから皆さん

びっくりしますよね。

さて、2日目は木楽な家、独特の屋根の下地組みです。勾配天井となる部分にアコースティックパネルを

取り付けていきます。事前に工場で大工さんが作った天井パネルをクレーンで吊り上げて、取り付けていきます。

室内から見るとこんな感じです。光が透けてとってもきれいです。この上に湿気を吸着するボードを

乗せていきます。梅雨や湿度の高い雨の日などの湿気を吸わせて、室内を快適にする秘密のボードです。

ブログに書いたら、秘密じゃなくなるけど・・・。

そして、屋根断熱材を太いタルキの間にはめ込んでいきます。ミラフォームλという断熱性能が優れた

押出発砲ポリスチレンフォームです。湿気を吸わない、性能が変わらない断熱材です。当社では30年以上前から

断熱化に取り組んできました。一時期は天井断熱としたこともありましたが、夜間に熱がこもったり

する不具合もあり、屋根断熱に行き着いた経緯があります。鹿児島の暑い日射は、屋根断熱と屋根通気

そして屋根遮熱を組み合わせることで、快適な空間ができます。

上棟作業2日目はここまでです。次回はこの続きをお伝えしますね。では、また。