城西の家 屋根工事

今回から、社長に代わって現場レポートを書きます。尾堂航です。

さて、棟上げ式が終わり、屋根工事が始まりました。

写真は屋根の傾斜方向に沿って、細長い木材(通気胴縁)を取り付けている様子です。

こちら、一見すると何の変哲もないものにも見えますが、この通気胴縁という木材、実は家の中を快適な温度にするために、屋根の熱を外へ逃がすという大切な役割をもっています。今回はその仕組みを簡単にご紹介します。

まず屋根には最終的に瓦がのりますが、銀色のシート(遮熱防水シート)の上に、そのまま瓦をのせるわけではありません。通気胴縁があることで、その上に瓦がのることになります。そうすると、銀色のシート(遮熱防水シート)と瓦の間には空間(通気層)が生まれます。この通気層が屋根の軒先から屋根の頂上へ向かう空気の通り道となり、日光で温まった屋根の熱を外へ逃がすことができるのです。

                   2階屋根の軒先

初めに紹介した通気胴縁は、この通気層を作るために欠かせない木材でした。

一つ一つの材料には意味があり、無駄なものはないというのは、当たり前のことではありますが、面白いなと感じているところでしたので、ご紹介でした。